CP速報
サウジアラムコ7月積CP(コントラクトプライス)が発表されました。
7月CP
プロパン$905/MT(前月比+10)
ブタン $950/MT(前月比+30)
アラビアンライト原油の6月1日〜30日の平均価格は$129.919/BBLです。
尚、7月CPのアラビアンライト原油熱量換算比は、プロパンで85.0%、ブタンで90.4%となっております。
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CP決定の背景
1 原油価格
為替市場のドル安、株安の加速から投機資金が原油市場に流れ込み、ナイジェリアの供給不安やイランの核開発をめぐる地政学的リスクの高まりが原油価格を押し上げた。
6月22日にサウジのジッダで開催された産油国・消費国の閣僚会議では「現在の原油価格は世界経済に有害」と強い懸念が示されたが、原油価格の沈静化に効果がなかった様子。
その後、新聞報道等にある通り、原油価格は連日史上最高値を更新。6月30日、NYMEXのWTI(8月先物)は、取引途中に$143.67まで上昇した。
2 LPGマーケット
原油価格の急騰から、ナフサ価格が上昇。ナフサ代替燃料のブタン価格も急騰した。一方、日本・韓国を初めとしたアジア勢が不需要期入りしていることから、プロパン価格はブタンほどの上昇にならなかった。
尚、この4月から、タイ、ベトナムが大型船でのLPG輸入を開始しているが、現状、需給バランスに大きな影響を与えるほどでない。
3 7月CP
今回のCPは、@絶対値としてプロパン・ブタンともに史上最高値を更新、AA/L熱量換算比では、プロパンが史上最低、Bブタン価格がプロパン価格を上回った幅($45)が最大(プロパン価格がブタン価格を上回った幅は、2001年6月の$50が最大)の3点が特筆される。
上述の通り、ナフサの価格も急騰から、一時マーケットではプロパン・ブタンの格差が$60まで開き、またプロパン価格も連れ高になる可能性もあったが、LPG実需の弱さから妥当なCP設定がなされたものと思われる。
今後のマーケットの見通し
7月CP発表後、原油価格は更に上昇し、LPG市況も先高となっている。
確かにA/L熱量換算比では7月CPは史上最も低い比率で設定されたが、絶対値としては史上最高値を更新しているため、原油市況の先高が続く限り、絶対値ベースでのLPG高騰は続くものと見られる。