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LPガスの需要


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高効率給湯器(エコジョーズ)について

2003年に発売された高効率給湯器(コンデンシング給湯器)は、省エネ・環境保全の観点から注目を浴び、ガスに関連する業界では電力のエコキュートに対抗する商品として期待をしております。
高効率給湯器の出荷台数を見ると、発売以来順調に伸びていますが、都市ガス仕様の台数とLPガス仕様の台数には大きな差があり、そのため、国から省エネ機器に対して補助される補助金にも大きな差が表れております。家庭用のCO2などの温室効果ガスの排出量は、下のグラフのように意外に多く、中でも、家庭用エネルギーの約80%を占める給湯、冷暖房から一番多く排出されます。家庭用での協力なくしてCO2の削減は語れません。我々LPガス業界も、省エネ・環境保全のため、そしてエコキュートに対抗していくためにも、もっと積極的に高効率給湯器に取り組む必要があります。そこでここでは、高効率給湯器についてもう一度確認をしてみましょう。



 高効率給湯器とは

1.高効率給湯器の原理
従来の給湯器は一次熱交換器が1つしかなく、そこで熱交換を行ない、出湯していました。高効率給湯器は、従来の一次熱交換器のほかに二次熱交換器を持っており、一次熱交換器から出る排気熱を利用して予備加熱を行なうことで、従来の効率を15%もアップさせています。


2.CO2の削減に寄与


3.消費量ダウンをキーに販売へ
上記のように、4人家族の家庭で年間18.6kgの省エネにつながるということは、我々ガス事業者にとっては販売量がそれだけ低下するということであり、LPガス販売事業者の中には、それを理由に高効率給湯器をPRしないところがあるのも現実です。
しかし、環境、効率のよさを売りに、驚異的に販売台数を伸ばしているエコキュートに対抗するには高効率給湯器を販売するしかありません。
お客さまは勉強家です。色々な情報を入手する手段があります。ますます環境問題が騒がれ、お客さまが今以上に意識し始めたらどうなるでしょう。「高効率給湯器=業界にとって悪い商品」と勘違いされている方も多いようですが、それは大きな間違いです。確かに素取替えではガスの販売量低下になりますが、逆にガス消費量が少ないので、今までガス給湯器が設置されていなかった家庭に提案しやすくなっています。また、LPガスによる暖房は高いと敬遠されていましたが、ガスの消費量が下がるので給湯+αも提案しやすくなっています。
給湯器交換の時も、16号から20号、24号へと大型化の提案もしやすくなっています。
新しい商品をプラス指向で活用し、お客さまが喜ぶ提案をすること、それが我々LPガス事業者の商売に最終的には結び付いていくのです。LPガスにもよい商品がある事実をPRすることで、エコキュート対抗をスタートさせましょう。
■購入時の環境配慮



4.工事の特徴
高効率給湯器からは、従来の給湯器からは発生しなかった酸性のドレン水が発生するため、中和剤によって中和処理してから排水を行なうためのドレン管の工事が必要となります。ドレン水は1分間に80cc〜100cc排出されます。

■高効率給湯器 各社ラインアップ
各機器メーカーとも高効率給湯タイプのラインアップが充実してきており、お客さまに、メーカー、タイプ、号数などを自由に選んでいただけるようになりました。



 補助金制度の概要と16年度の実績

補助金は、一定の基準を満たした高効率給湯器に対して下表の金額を上限に支給されます。


■平成16年度住宅・建築物 高効率エネルギーシステム導入促進事業補助金
給湯能力(号)
適応範囲
代表給湯
能力
機 能 従来機器の
基準額
特殊工事 機器分 合 計
16<A≧20 20号 給湯単機能 106,700 13,000 25,000 38,000
20<A≧30 24号 給湯単機能 128,600 13,000 17,000 30,000
20<A≧30 24号 温水端末対応
風呂給湯器、全自動
262,100 13,000 27,000 40,000

■平成16年度高効率給湯器地区別実績(LPG)
地区 高効率給湯器
北海道・東北 63台
関東 684台
中部 72台
近畿 252台
中国 129台
四国 76台
九州・沖縄 94台
合 計 1,370台
16年度のLPガス高効率給湯器の補助金は約54,000千円で、都市ガス高効率給湯器の補助金は約488,000千円であり、前年(15年度)の実績と申告により決められているとはいえ、大きく差をつけられています。
16年度も、LPガス業界では、高効率給湯器にまだ積極的に取り組んでいなかったため、一番多く販売したLPガス業者でも90台(大阪市)、2位で77台でした。当初、高効率給湯器の予算台数は2,125台でしたが、ガスエンジンが好調であったため、高効率給湯器の予算をガスエンジンに回し、最終的には1,370台となりました。参考までに、電気のエコキュートは529,000千円という多額な補助金が付いたにもかかわらず、募集開始からわずか1週間で申し込み締切りという状況でした。


 17年度の予算

平成17年度の高効率給湯器予算は下表の通りです。LPガスの補助金額は、都市ガス、エコキュートが大幅にアップしているにもかかわらず、微増に留まりました。
これは、LPガスの場合、結果的には予算額をすべて消化したものの、17年度の予算申請時点である平成16年8月時点での予算消化率が27%(都市ガスは65%)だったため、現状維持で十分、と判断されたようです。
  16年度予算 17年度予算
LPガス 0.54億円 0.61億円
都市ガス 4.88億円 9.03億円
エコキュート 52.9億円 67.7億円
 
【申請の方法】
平成17年度の申請については、予算額に達したために、募集は締め切られました。
詳細は、(財)エルピーガス振興センターにお問い合わせください。
TEL:03−3507−0041
ホームページ:http://www.lpgc.or.jp


 販売事例紹介

高効率給湯器を販売している業者には、いくつかの共通のパターンがあり、次に示す項目に該当するケースが多いようです。エルピーガス振興センターから報告されているものも含め、共通パターンと成功事例をまとめてみました。




一般消費者は、我々販売事業者が考える以上に省エネや環境を意識しており、その意識は今後も年々高まっていくと考えられます。従って、高効率給湯器お勧めの最大のポイントは、省エネや地球環境にも貢献でき、国の補助金が使えることです。我々LPガス販売事業者が、高効率給湯器への積極的な取り組みを行ない、実績を上げることで、補助金が今まで以上に給付され、その結果、さらに売りやすい状況へとつながります。高効率給湯器=お客さまが満足し、我々販売事業者にとってもグレードアップ提案につながる拡販効果のある商品という認識を持ち、積極的に取り扱っていきましょう。

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